高金利通貨のスワップポイント投資の要点まとめ

金利の計算イメージ

昨今のアメリカ金融緩和縮小観測やリスクオンの流れの中で、FX業界でここ数年やや下火になっていたスワップポイント投資が、少しずつ再注目されてきているように思います。そこで、高金利通貨のロングポジションによるスワップポイント投資の要点をまとめました。

金融緩和の今なぜスワップポイント投資なのか?

先般の世界的な金融緩和の流れの中で金利は全体的に低くなっていますが、円は実質ゼロ金利のため資源国通貨の豪ドルなどとの金利差はいまだにあります。つまり、ある程度はスワップポイントを得られるということです。

さらに最近はアメリカで金融緩和縮小が議題にあがる機会が増えてきていて、あとはどのタイミングで縮小をはじめるかというムードになっています。相場のほうでも歴史的な円高からだんだんと円安へと潮目が変わってきて、先日ついにドル円が103円を超える瞬間がありました。

そろそろ本格的に高金利通貨のロングポジション(買いポジション)を復活しても良いのではないかと思います。もちろん個人的な意見なので、実際の投資行動に際しては自身での検討をお願いしますね。

高金利通貨を買う

スワップポイント狙いの投資なので当然ですが、高金利通貨を買いましょう。オススメは豪ドルです。いまの金利はやや低いですが、豪ドルは資源国通貨であり、歴史的にみて信用収縮などリスクオフの流れの中でも安定的な値動きを期待できます。もちろん急落することもありますが、相対的に安定感が強そうということです。

資源により経済が安定すると仮定すれば、リスクオフの流れの中でもディフェンシブな通貨として期待することができます。他通貨にくらべて為替変動リスクが小さいのではないか、ということです。これは長期ロングポジションをとるスワップポイント投資では大事な要素ですね。

レバレッジは1~2倍にする

レバレッジはできるかぎり低めに設定しましょう。1倍が望ましいです。スワップポイント投資では為替変動リスクはほぼ取らない、というスタンスが基本です。2倍でもリスクの取りすぎといえるかもしれません。資金に十分余裕があるなら迷わず1倍にするくらいの慎重さで良いと思います。

長期ロングポジションにする

スワップポイント狙いなので、自然と長期投資になります。短い期間ではまったくスワップポイントが貯まらないのであたり前のことではありますが、大事なポイントです。少なくとも1~2年は持つ気持ちでエントリー(取引開始)しましょう。

ただ、短期で急騰した場合は一時的に決済しても良いかもしれません。たとえば1年保有した場合に得られるであろうスワップポイントよりも、為替差益による含み益(評価益)が大きくなった場合は利益確定しても良いと思います。短期間の急騰のあとには調整(短期的な下落)がおこる可能性があるからです。

しかし、これは小手先のテクニックです。長期ロングポジションをとる段階でその通貨が上昇トレンドにあることが前提となっているはずなので、長期的な上昇を期待して保有を継続するというのが基本スタンスです。

スワップポイント投資の要点のまとめ

  • 高金利通貨を買う
  • レバレッジは1倍がベスト
  • 長期保有する

「レバレッジ1倍なら外貨預金と同じでは?」と思うかもしれません。しかし、実際スワップポイント投資は外貨預金と同じようなものです。外貨預金とくらべて手数料が安く解約の自由度が高いなどのメリットがあるので、外貨預金の代替手段としてFXを利用するという認識が前提にあります。

たしかに為替変動リスクを統計データなどから算定して、もっとリスクを取ることも有効に働く場合はあります。しかし、それはスワップポイント投資の本質とは少しずれると感じたため、今回は言及しませんでした。

また、長期的な上昇トレンドに乗るというのも、言うは易く行うは難しです。為替は一方向に動く傾向があるのでトレンドはある程度はつかめるものですが、短期的な急落を察知することはほぼ不可能ですし、トレンド転換の判断も難しいものです。

そのため、為替変動のことはあまり考えずに高金利通貨を買うというのが本来の考え方だと思います。もちろん、あきらかな下落トレンドのときに買いポジションをもつのはオススメしません。なんとなく上昇トレンドっぽいな、と感じたら買いに入るというので良いと思います。

かなりザックリしたスタンスですが、為替差益ではなく金利差による利益を狙うスワップポイント投資は、そのようなスタンスが本来の持ち味だと考えています。

FXにおける、外貨預金の代替手段としてのスワップポイント投資は、為替差益を狙ったガツガツした短期トレードとは一線を画します。豪ドルなどの高金利通貨の長期保有によるゆったり投資で、コツコツ利益を積み上げていきましょう。

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2013年12月6日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:売買手法

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