為替レートの見方

外国為替相場では、1つの通貨ペア(通貨と通貨の組合せ)について、常に2つのレートが表示されます。ニュースで「1ドル100円20銭から30銭で取引されています」というように表現されますが、あれはFXの取引とは少しちがうものです。

ニュースで言及されるのは銀行間の取引レートであって、FXの為替レートとは別物です。わたしたちがFXで取引する相手は銀行ではなくFX会社であり、ニュースで出てくるものとは別にFX会社が提示した為替レートで売買することになります。

というわけで、FXでは2つのレートが表示されるという件に話を戻します。2つのレートとはどういうことかというと、文字どおり「売りの為替」と「買いの為替」がそれぞれ存在するということです。

「Bid」(売り)と「Ask」(買い)

ドル円の為替レートの例をあげます。FX会社の提示では「Bid 100.10」「Ask 100.20」というような表記されます。このとき、投資家(あなた)が買えるレートは「Ask 100.20」の方で、売れるレートは「Bid 100.10」です。

本来の意味は「Bid」は「買い」、「Ask」は「売り」ですが、これはFX会社側から見た言い方なので、投資家から見ると逆になります。そのため、投資家は「Ask 100.20」で買い「Bid 100.10」で売るということになるのです。

FX会社によっては英語ではなく、わかりやすく日本語で「売りレート」「買いレート」としているところもあります。ただどこのFX会社を選ぶかわかりませんので、日本語でも英語でも対応できるように、基本事項としてどっちがどっちなのかということは覚えておきましょう。

為替レートの差は「スプレッド」

上記の売りと買いの為替レートを見て「あれ?」と思ったかもしれません。そうです、売りと買い2つのレートには開きがありますよね。例にあげたドル円のレートでいうと売りと買いのあいだに10銭の開きがあります。

この差のことを「スプレッド」といいます。スプレッドはFX会社が手数料として徴収するもので、反対に投資家からすると支払う手数料(取引のコスト)ということになります。売りの方が低く買いの方が高いため、もし同時に売り買いをすると、この差額分が損失となります。

あたり前のことですが、FXでは「スプレッド分を超える為替変動」がないと利益がでません。もちろん、プラス方向ではなくマイナス方向に為替が動けば「マイナス分とスプレッドの合算」分が損失となります。利益を得るためには取引コストは小さければ小さいほど良いので、なるべくスプレッドの小さいFX会社を選ぶことが大事です。

通貨ペアの英字表記

FXでは常に通貨が組合せで表記されます。FX取引とは、通貨と通貨の交換のことだからです。たとえばドル円は「USD/JPY」と表記されます。ユーロ円は「EUR/JPY」、ポンド円は「GBP/JPY」、豪ドル円は「AUD/JPY」、ニュージーランドドル円は「NZD/JPY」、南アフリカランド円は「ZAR/JPY」です。

他の通貨はカナダドルが「CAD」、スイスフランが「CHF」、香港ドルが「HKD」などとなっています。上記のものだけ押さえれば実践で困らないと思います。もしほかの通貨の取引をする場合は、FX会社のウェブサイトにその表記についての記載があるはずなので、事前に確認すると良いでしょう。

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